虫歯の治療というと、歯を削ることがほとんどです。しかし、天然の歯を必要以上に削ってしまうと、歯の寿命を縮めてしまうこともあり、患者様に不要なストレスを与えてしまうことになります。
　当院では「どれくらい歯を削るのか」を慎重に見極めます。虫歯の再発（二次カリエス）を防ぐため、汚れがたまりやすい部分を少し広めに削ることもありますが、必要最小限に止めます。

　歯周病は、歯と歯茎の隙間に汚れがたまることで、歯周病菌が起こす病気です。日本では、30代以上の3人に2人が歯周病にかかっているといわれています。しかし初期の段階では自覚症状がなく、発見が遅れてしまいます。
　当院では、基本的なクリーニング（ブラッシングで取り除けない汚れを除去すること）以外にも、患者様の口腔内の状態に応じて必要な治療を行います。

　虫歯治療・歯周病治療の後は、特に口腔ケアが欠かせません。適切なケアを怠ってしまうと、虫歯の再発（二次カリエス）・歯周病の悪化を起こしてしまいます。
　虫歯・歯周病が悪化しないようにブラッシング指導などを行うことを重視しています。患者様のブラッシングの弱点を見つけてご説明いたします。より汚れを取り除くことができるようになり、良いブラッシングの習慣につながります。
　当院では定期的に通院いただくことをおすすめしています。経過観察やクリーニング（ブラッシングで取り除けない汚れを除去すること）を通じて、虫歯や歯周病の悪化を食い止めるお手伝いをいたします。

　保険診療で使える歯の詰め物には、金属製のもの以外にも、コンポジットレジン・CAD/CAM冠など、さまざまな種類があります。
　それぞれにメリット・デメリットがありますから、患者様の口腔環境に合わせて選ぶことが大切です。
　患者様の身体的・経済的負担を最小限におさえられる詰め物やかぶせ物を作成することを心掛けております。

　ブリッジや入れ歯は、欠損してしまった歯を補うための治療です。
　ブリッジとは、両隣の歯にかぶせ物などを作るとき、その間をつなぐことにより、欠損部位で咬めるようにする治療です。
　入れ歯とは、欠損してしまった歯が1本から全部までのケースに対応でき、ブリッジが不可能・不向きな場合に行う治療です。
　どちらの場合でも、メリット・デメリットはあります。患者様の状態に応じてご説明いたしますので、より良いと思われる方を選択していただきます。

　保険診療でも、食事をするための機能回復は充分に果たせます。ただし、より良い材質・より自然に近い色合いを望まれる患者様には、高額となりますが自費診療による治療という選択もあります。
　詰め物・かぶせ物・ブリッジ・入れ歯のそれぞれに対応しております。